2025年8月8日 更新

夏にお勧め!子供と一緒に読む怖~い絵本

暑くて寝苦しい夜、子供と一緒に背筋ゾクゾクしてみませんか!? 怖いけど・・・でも読みたい!面白い!そんな絵本を紹介します。

有名作家が「子供が本気で怖がる絵本」に挑戦!

ちょうつがい きいきい|加門七海作・軽部武宏絵

 (43628)

家の扉がきいきいと音をたてている。
よく見たら・・・なんとそこにおばけが挟まっていて、痛がってきいきいと鳴いていた。
いえのあちこちから きいきいと聞こえる声。

家の中の身近な場所に恐怖は潜んでいるんだと実感できる絵本です。絵も、怖さをより引き立ててくれます。

たべてあげる|ふくべ あきひろ著

 (418174)

ピーマンが苦手なりょうたくんの前に現れたのは、「嫌いなものを代わりに食べてくれる」ちいさな自分。でも、食べれば食べるほど、その姿はどんどん変わっていき……。

こちらは、インターネットでも話題の衝撃作です。
強烈なラストと不気味な教訓が印象的で、これを読んだあと、「もう好き嫌いしない!」と言うお子さんも多いのだそう。

ただし、バッドエンドのため、小さなお子さんには「食事=怖い」という印象を与えてしまう可能性もあるので注意が必要です。個人的には、読み聞かせるなら年長さんくらいからがおすすめかなと思います。

表紙からしてやばい!!

なおみ|谷川 俊太郎作・沢渡 朔(写真)

 (43630)

主人公の女の子が生まれる前から、ずっと一緒だった人形の「なおみ」。
少女が寝ていても、開いているなおみの瞼。
少女が成長しても、なにもかわらないなおみの姿。
やがて、少女は大人になり、「なおみ」を遠ざける。
そして
「なおみは しんだ」。

淡々とした詩のような文章と
美しい写真が、余計にゾクッとさせてくれます。

「戦争は怖い」。この絵本から戦争の恐ろしさを知りました

よしこがもえた|たかとう 匡子・たじま ゆきひこ著

 (43632)

「かわいそうなぞう」や、「ちいちゃんのかげおくり」など、戦争を描いた絵本は沢山あります。が、私は幼いころこの絵本を読んで戦争の恐ろしさを知りました。

大切な妹が、焼夷弾によって燃えてしまった。
大やけどを負ったよしこは、黒焦げになった手を差し出して「おててきれいにして」と死んでいった。

もしかしたら、世の中で一番怖いのは
おばけでも幽霊でもなくて、戦争をおこす人間なのかもしれない。
幼心にそう強く感じた絵本です。
戦争を体験したことはないけれど、戦争の怖さを忘れてはいけない。
だからこそ、親子で読みたい絵本です。

まとめ

「怖いもの見たさ」という言葉があります。
怖いのに、見たくないのに、でも見ちゃう。
実は子供って、怖いものが大好き。先が見えないことや自分が知らない世界は、冒険をしているのと同じドキドキ感を味わえるからなのかもしれません。

お母さんの膝の上で、怖い絵本を読んでもらいながら、ドキドキする体験は、子供たちにとって素敵な思い出になるかもしれません。
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この記事のライター

三好廣香 三好廣香

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