2025年8月11日 更新

小学生のプール!体調や遊び方の注意点を保育施設の目線で紹介!

範囲や見守り体勢が確立した学校のプールに比べ、行楽地のプールでは小学生でも迷子やプール事故が何倍も起こりやすいもの!“アクティブだけれどまだまだ子ども!”小学生の子どもと夏にプールを楽しむ際に、親子で考えておきたいことを、学童保育での指導経験からお伝えさせていただきます。

水中での体調不良のサインと対処法

プール活動中は、子どもたちの様子を常に観察することが欠かせません。水中では体調の変化が現れやすく、また重大な事故につながる可能性もあるため、早期発見と適切な対応が重要になります。

体調不良のサインを見極めるポイント

水中で注意深く観察すべき体調不良のサインには、以下のようなものがあります。

・唇や爪が紫色になる(チアノーゼ)
・顔色が青白くなる、または異常に赤くなる
・震えが止まらない、歯がガチガチと鳴る
・動きが鈍くなる、反応が遅い
・息切れが激しい、呼吸が浅い
・頭痛や吐き気を訴える
・普段より元気がない、ぼんやりしている

体調不良時の即座の対応方法

体調不良のサインを発見したら、まずは速やかにプールから上がらせることが最優先です。私の経験上、「もう少し大丈夫」と思って様子を見ていると、急激に悪化することがあります。

①すぐにプールから上がらせ、タオルでしっかり体を拭く
②風通しの良い日陰で休ませる
③体温を確認し、必要に応じて体を温める
④水分補給を促す(一度に大量ではなく少しずつ)
⑤保護者への連絡を検討する
⑥症状が改善しない場合は、医療機関への相談を行う


特に低学年の子どもたちは、自分の体調を正確に言葉で表現することが難しい場合があります。「お腹が痛い」と言っていても、実際には寒さで震えていたり、疲労が蓄積していたりすることもあるんです。

まとめ:ルールや約束を守って、みんなで楽しい水遊びを♪

体力も好奇心もフルボルテージで、楽しいことはどんどん挑戦していきたい小学生の子どもたち。しかし、万が一迷子や水の事故に巻き込まれそうになってしまった際には、まだまだ非力な幼い子どもでもありますね。

でも、小学生の子どもは、きちんと話し合ったり約束を考えたり、そしてそれを守ることもできますね!(幼児の場合はまだ発達段階的に無理な面も多いですが。)

あまりルールに縛りすぎては楽しみも半減という気持ちもあるかもしれません。しかし、最低限のことを決めておく、家族や友だちと共通の認識を持っておくことで、自分や周りのことを考えながら、元気に誰もが気持ち良くプールを満喫できます♪

学童保育という集団生活とプライベートはたしかに状況が異なります。しかし、職員も親も、立場は違えど「元気に安全に楽しく泳いでほしい」という願いは同じです♡一例ですが、少しでもこの夏の行楽の参考になると嬉しいです!
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この記事のライター

piyoco piyoco

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