2026年10月29日 更新

人前で逃げ出してしまう息子。恥ずかし恐ろし『あがり症』って?あがり症の親子が見つけた向き合い方

緊張や恐怖……小さな身体の中で、さまざまな葛藤を抱えている息子。親子で悩みながら試している対処法や、あがり症との向き合い方についてご紹介します。

③動画を撮って自分の姿を確認してみる

息子の場合、家では「あがり症」の「あ」の字も感じられないくらい、ばんばん自己主張できるタイプです。

そこで、教室のお友達の話をしながら、メッセージビデオを撮るような感覚で、いろいろなシチュエーションを作って撮影し、本人に見せることがあります。

もちろん、本番と家での撮影では状況が違います。それでも、普段の自分がどんなふうに話しているのかを確認したり、先生やお友達に伝えたいことを練習したりするきっかけにはなります。

実際、肝心な場面でも、動画でのやり取りをしっかり覚えていることがあり、本人の意欲にはつながっているように感じます。

④「何のためにそこにいるのか」を一緒に確認する

緊張して逃げ出したくなったとき、今、自分は何をしにここにいるのか。それを本人の気持ちを察しながら、一緒に確認するようにしています。

もちろん、息子自身も頭ではわかっているんです。「わかっているけど、できないよ」そんな言葉が口から出ることもあります。

そうなんですよね。わかっているからといって、気持ちが追いつくわけではありません。それでも、先生やお友達が手を差し伸べてくれると、一気に緊張がほぐれることも出てきました。

自分一人で頑張らなくてもいい。助けてくれる人がいる。そう感じられることも、息子にとって大切な経験なのだと思います。

⑤毎日の小さな成功体験を大切にする

正直、これが私たち親子にとって一番大事なことでした。

人から見られること、失敗すること、理由のわからない不安。それは、一歩家の外に出れば、どこにでもあるものです。だからこそ、小さなことでも、大きなことでも、息子ができたことを一緒に喜ぶようにしています。

こっそり褒めるのではなく、できたときには盛大に「すごいね!」「かっこいいね!」と声をかけ、周りの人も褒めてくれたら、「すごいねって言ってもらえたね」「うれしいね」と一緒に喜びます。

すると、以前は恥ずかしさばかりが先に立っていた場面でも、少しずつ、その中にうれしさが混じるようになってきました。

もちろん、毎回うまくいくわけではありません。それでも、「恥ずかしかったけど、うれしかった」という経験が増えていけば、人前に出ることへの気持ちも少しずつ変わっていくのかもしれません。


ほかにも、私が個人的に試していることはいろいろあります。

ご褒美を用意してみたり、とにかく集団の中に入ってみたり、息子の好きなヒーローがどんなふうに勇気を出しているのか、一緒に研究してみたり。何が正解なのかは、まだわかりませんが、息子の性格に合った方法を探しながら、親子であれこれ試しているところです。

『あがり症』は、治すより上手な付き合い方を見つける

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自分のお子さんや、近しい存在のお子さんがあがり症である場合、大人の方が焦ったりもどかしく思う事もありますよね。親である自分も人前できちんと意見できているかも自信はないけど、気付いたら子供を追い立てる様にしてしまう…。

『あがり症』を発達障害なんじゃないかと心配したり、友達を一人でも多く作って欲しいから子供の輪に押し込みたくなったり、「あの子に出来て何で自分の子は出来ないの?」なんて単純な不安が膨らんだり、勿論幅広い意味で周りの目を気にしたり、極端に『あがり症』を恥ずかしいと感じたり…。

結構負のイメージも多くつきまとったりもします。しかし、どれもこれも大切にお子さんを、お子さんの未来を思えばこその心配です。心配であれば専門の先生を頼るのも一つの道だし、焦る気持ちを一旦落ち着けて見守る事も一つの道です。

お子さんの様子を見て「自分の育て方もいけないんじゃないか」と自分を責めてしまうママさんもきっと、いるんじゃないかと思います。でも投げ出す必要なんかなくて、長い付き合いの個性は、今すぐには解決出来ない事がほとんどです。
筆者である私自身も、実際これだけ色々な方法を試してはいるものの、1メートルの道を数ミリ単位で進んでいる様な感じで、他人から見たらちっとも克服できていないと認識される始末です。

でも確実数ミリでも進んでいるわけですから、他人の評価は克服の中に重きを置いてはいけません。

「何のために克服するのか」

それは他人のためではなくて、お子さんが色んな場所で色んな人と沢山楽しい時間を過ごせる様にするためであって、元々あがり症だって悪いものでもないので、一緒に進んでいけばいいのです。

恥ずかしくて逃げちゃった、怖くて行けなかった。色んな感情が新しい環境に一歩足を踏み入れるだけで爆発するのは、確かに恐ろしいものではあるけど、『じゃあ諦めよう』『もうやめよう』とならないで、背中を撫でながら手を繋いで一人でも世界に飛び込んでいける自信を育てていけばあっという間に一メートル超えてるかもしれない。

人生も長ければ、世界も広いから、いくらだって逃げ出して飛び込んでいけば、安心できる場所はいくつもあるはずです。
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K K

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