その一方、上映中に泣いたり、退屈してしまわないか心配で「映画館デビューはまだ早いかな」と悩む気持ちもあると思います。
そこで今回は、筆者の4歳の息子や周りのお友達の体験談をもとに、映画館デビューにおすすめの年齢をご紹介します。子連れで映画鑑賞を楽しむために、映画館へ行く前に知っておきたい5つのこともお伝えします。
子どもの映画館デビュー時期のおすすめは何歳?
本格的な映画館デビューは4歳~5歳がおすすめです。4歳~5歳になれば、1時間~2時間はお子さんが集中して映画を観られるので、ママもゆっくりと映画を楽しめます。
『それいけ!アンパンマン』や『すみっコぐらし』のような小さなお子さんに人気の映画なら、2歳・3歳頃からも映画館デビューができちゃいます!
短めな上映時間とやさしい音量・まっくらにならない・おなじみの曲に合わせて手拍子で楽しめるパートがある・泣き出したり途中退出しても大丈夫など、小さなお子さんが楽しめるような工夫がされています。
とはいえ、お子さんが映画の途中で退屈したり、泣いたりしないか心配ですよね。
このような心配がある時は、3歳以下入場可能と表示がある映画を観るのがおすすめです。お子さん連れを歓迎しており、他にも子連れで鑑賞している方が多数いるので、気兼ねなく観られます。
良い映画を観ることは、お子さんの世界観を広げてくれるきっかけになります。また、映画は天候に左右されずに楽しめるので、梅雨や暑い日、寒い日にのお子さんとの遊びに最適です。
迷っていたら思い切って映画デビューをして、親子で楽しい時間を過ごしてみて下さいね。
赤ちゃんと一緒に入れる ベイビークラブシアター|TOHOシネマズ
子連れで映画館に行く前に知っておきたい5つのこと
①3歳以下の子どもが観れる映画か確認する
子どもが楽しめる映画のほとんどは3歳以下のお子さんの入場が可能です。しかし、映画の種類によっては、3歳以下のお子さんと一緒に映画館へ入れない場合があります。
「この映画はどうだろう?」と気になったら、ホームページや映画館に問い合わせて確認してみて下さいね。
②大音量に注意する
はじめての映画館デビューは、お子さんが音量の大きさに驚くかもしれません。
子ども向け映画の音量ならそこまで気にならないと思います。しかし注意したいのが、映画が始まる前にスクリーンに流れる「映画の宣伝」の音量です!
アクション映画の宣伝が流れると、戦う音に驚いて映画館を出たがるかもしれません。筆者の4歳の息子は、アクション映画などの大音量が苦手で、耳を塞いで座っています。
はじめての映画デビューは端の座席にし、「いつでも出入りできるから大丈夫だよ」と声をかけてあげると、きっとお子さんも安心して映画を観れますよ。
③3D映画は目の負担に注意する
最近人気の3D映画ですが、楽しい一方で6歳未満のお子さんの鑑賞による目の負担に注意が必要とも言われています。
注意が必要な詳細な理由が、3Dテレビに関する検討会最終報告書でまとめられているのでご紹介します。
立体的な映像で映画の迫力を楽しめることで人気の3D映画。
6歳未満のお子さんの鑑賞には注意が必要とも言われています。
その理由として、総務省が事務局となっている2019年「3D テレビに関する検討会 最終報告書」で以下のようにまとめられています。
6 歳位 までの幼児は立体視の発達過程にあり(図 2-7)、調節性内斜視など、両眼視が障害されやすい 素因のある場合、両眼を分離して見る 3D 映像の観賞は、注意する必要がある。
このように、立体視の発達過程にある6歳未満のお子さんは、3D映画を観ることで目に悪影響を及ぼす可能性があると指摘されています。
お子さんが6歳未満の場合は、注意してあげて下さいね。
④トイレが混み合うので事前にすませておく
映画が始まる前や終わったタイミングは、トイレが混雑します。
小さな子どもは我慢できない場合もありますので、映画館に入る前にすませたり、空いているタイミングでトイレに連れて行ってあげましょう。
我が家の息子も、はじめて映画館に行った時、トイレの混雑に戸惑っていました。偶然通りかかった映画館関係者の方が、親切に空いているトイレの場所を教えてくれたので間に合いましたが、もっと早く行っておけば良かったと思ったものです。

yuki

