2025年9月3日 更新

【体験談】意外とママが楽になる!「テレビなし育児」やってみた

ルールを決めて適度に使えばメリットも多いテレビ。でも小さいお子さん相手だと、ルールを守ってもらうのもなかなか難しいですよね。今回は我が家で最近実践している「テレビなし育児」の体験談をお伝えします。

家事や仕事の間、お子さんが静かにテレビを見ていてくれると助かりますよね。
でも、テレビばかり見たがって困ったり、制限時間を設けても守れなくて逆にストレスになったりしていませんか?
我が家では、娘が2歳9ヶ月ごろから「テレビなし育児」をしています。
テレビがなくても意外になんとかなるもので、親子ともに楽しく過ごせています。今回はその体験談をお伝えします。

テレビなし育児をしようと思った理由

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テレビをやめようと思った理由は、主に3つあります。

①際限なく見たがるので対応に困ったから

理由の1つ目は、際限なくテレビを見たがるようになって対応に困ったからです。

0歳や1歳のころは突然テレビを消しても大丈夫でしたが、2歳を過ぎて自我が芽生え、きりのいいところで終わらせようと思ってもなかなか切り替えができなくなりました。

リビングのいつも目に入るところにテレビがあるからか、朝起きたらすぐテレビ、外出先から帰ってもすぐテレビが見たいというようになってしまい、視聴時間がどんどん増えていきました。

一日のうちテレビを見る時間を決めてみたりもしましたが、結局守れなくてそれが親のストレスになってしまいました。
そして、テレビばかり見たがるので絵本を読む時間やおもちゃで遊ぶ時間が激減し、これはまずい…とテレビをなくしたほうがいいのではと思い始めました。

②一人で見てくれなくなったから

2つ目は一人でテレビを見てくれなくなったからです。

もっと小さいころはテレビがついている限り一人で静かに見てくれていましたが、最近は一緒でないとテレビも見てくれなくなりました。少しでも席を立とうものならギャン泣きです。

なんでもかんでもママと一緒がいい!というお年頃のようで、家事をするときも、できることは手伝ってもらって一緒にやるほうがスムーズにいくことが増えてきました。
我が家の娘は最近、料理中一緒にキッチンに立っても危なっかしくなくなってきたので、卵を混ぜたり玉ねぎの皮をむいたりしてもらっています。

ある程度大きくならないとお手伝いは難しいかもしれませんが、最初は見るだけでもいいので一緒にやってみるのもおすすめです。

③大人がテレビを見ないから

3つ目は大人がテレビを見ないからです。

親がテレビを見る習慣があると、なかなか手放しづらいかもしれませんが、我が家は子どもに見せる以外、ほとんどテレビを見ていませんでした。

我が家のテレビはかなり年数が経っていて調子が悪く買い替えも考えたのですが、いい機会なのでテレビなしの生活をしてみよう!と思い立ちました。
新しくテレビを買うお金と、テレビの受信料も節約できました♪

急にテレビがなくなった!子どもの反応は?

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さて、ある朝起きてみたら突然テレビがなくなっていたわけですが、子どもの反応はとてもあっさりでした。

はじめは「テレビどこー?」と言っていたのですが、そのうち全然気にしなくなりました。
「○○見たい」と言われても、「テレビないから見られないよ」と返すと、そっかーとすぐ諦めて絵本やおもちゃで遊び始めました。

もう少し大きくなっていたら、「新しいテレビ買って」と言われたりして、なかなか諦めてくれず大変だったかもしれません。娘はまだ2歳なので、視界にさえ入らなければ忘れてしまうようでした。
泣かれるかと思っていましたがそんなこともなく、テレビに依存していたのは親のほうだったんだなと実感しました。

テレビなし育児にしてよかったこと

思い切ってテレビを手放してみた結果、我が家ではいいことだらけでした!

☑絵本をたくさん読むようになった

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以前はあまり興味を示さなくなっていた絵本をたくさん読むようになりました。

読んで~と持ってきたり、まだ字は読めませんが、時には一人で眺めたりもしています。私は絵本の読み聞かせが好きなので、一緒に絵本を読む時間が増えてとてもうれしいです。
テレビを見ていてくれると家事がはかどるのでついほかのことをしがちでしたが、絵本だと必然的に親子一緒に何かする時間ができていいと思いました。親子のコミュニケーションが増えた気がします。

絵本は言葉の面でも情緒の面でも発達にいい影響を与えると思うので、これからもたくさん読んでほしいなと思っています。

☑テレビテレビといわれるストレスから解放された

テレビがあった時には四六時中テレビを見たがっていた娘ですが、今では一切テレビと言わなくなりました。

一日の視聴時間が長くなってもう見せたくないなど、見てほしくないタイミングで見たいと言われて困ることもなくなりました。

また、あれが見たい、これが見たいと言われるのが、私にとっては結構ストレスになっていました。
テレビだと、2歳の娘はまだ自分で操作できないので、親に頼むしかありません。でも、絵本やおもちゃであれば、自分で選んで持ってこられます。

私があまりサポートしなくても自主的に遊んでくれるようになったので、とても助かっています。

「テレビなし=親がずっと相手をする」と思っていましたが、実際は環境と声かけの工夫次第。“テレビの代わりを用意しておく”ことが、私のイライラを減らし、子どもの「自分でできた!」を増やしてあげられる結果になりました。

☑リビングのスペースが広く使えるようになった

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テレビとテレビ台はリビングの大きな範囲を占めていましたが、それらがなくなって広々と使えるようになりました。

我が家はリビングに娘のものがあり、半分子ども部屋のような感じになっています。 テレビがなくなってから模様替えをして、絵本、お絵かき、おままごとなどの各スペースができました。 広いので走り回れるし、体を使った遊びも可能です。

テレビがなくなって退屈するということもなく、毎日楽しそうにしています。

☑集中力と睡眠の質が上がった

テレビがなくなったぶん、子どもが受け身ではなく能動的に関わる遊び(絵本、おままごと、パズル、お絵描きなど)が多くなると、集中力・睡眠の質が連動して整っていったように感じます。

集中力については、テレビがついていない静かな環境だと、同じ遊びでも「もう一回やってみる!」と試行錯誤をしながら長く遊んでくれるようになりました。

わが家では、以前は途中で諦めて席を立ってしまっていたパズルが、テレビがなくなっただけで、10分以上続くようになりました。

睡眠の質については、夕食・入浴・読み聞かせ・就寝のリズムが乱れにくくなったおかげで、入眠までの「切り替え」がスムーズになり寝る時間が早まりました。
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この記事のライター

花本ゆり 花本ゆり

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