筆者には、3歳5カ月の息子と0歳7カ月の娘がいます。娘がまだお腹の中にいる時や産まれた直後は、妹が産まれて一緒に遊べるのを楽しみにしていた息子ですが、最近は急に妹が遊んでいるおもちゃを取り上げたり、妹が息子の言うことを聞かないと叩くようになりました。
筆者はこの様子を見て、妹が怪我しないことを優先し、「妹が怪我をしちゃうよ!止めようね!」と先ず、息子を叱ってしまいます。そして、息子の気持ちを聞いてあげることができず、真っ先に息子を叱ってしまった自分に対して自己嫌悪に陥ることがよくあります。
今回は、そんな筆者が実践して効果的だった『上の子が下の子に意地悪をしなくなる対処法』をご紹介します。
筆者はこの様子を見て、妹が怪我しないことを優先し、「妹が怪我をしちゃうよ!止めようね!」と先ず、息子を叱ってしまいます。そして、息子の気持ちを聞いてあげることができず、真っ先に息子を叱ってしまった自分に対して自己嫌悪に陥ることがよくあります。
今回は、そんな筆者が実践して効果的だった『上の子が下の子に意地悪をしなくなる対処法』をご紹介します。
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上の子が下の子に意地悪をする理由とは?
上の子が下の子に意地悪してしまう…お子さんが2人以上いるご家庭では、よく見られる光景ではないでしょうか?
「上の子が下の子におもちゃを取り上げる」「わざとぶつかっていく」「赤ちゃんが泣いても知らんぷり」など、上の子の意地悪に頭を抱えるパパママは少なくありません。
筆者の家でも、上の子(3歳)が下の子(0歳)に対して、急に押したり、おもちゃを取り上げたりする場面が増え、「妹が生まれるのをあんなに楽しみにしててくれたのに、どうして突然こんな風になったの?」と悩んだ時期がありました。
でも、実はこれには心理的な理由があるんです。上の子が下の子に意地悪をする主な理由を見ていきましょう。
「上の子が下の子におもちゃを取り上げる」「わざとぶつかっていく」「赤ちゃんが泣いても知らんぷり」など、上の子の意地悪に頭を抱えるパパママは少なくありません。
筆者の家でも、上の子(3歳)が下の子(0歳)に対して、急に押したり、おもちゃを取り上げたりする場面が増え、「妹が生まれるのをあんなに楽しみにしててくれたのに、どうして突然こんな風になったの?」と悩んだ時期がありました。
でも、実はこれには心理的な理由があるんです。上の子が下の子に意地悪をする主な理由を見ていきましょう。
①赤ちゃん返りと嫉妬心からくる行動
上の子が下の子に意地悪をする最も一般的な理由は、嫉妬心からくる「赤ちゃん返り」と言われています。たしかに、それまで一人っ子として親の愛情を独占していた子どもにとって、新しい家族の登場は大きな変化ですよね。
特に3歳以下の幼い上の子の場合、自分の気持ちをうまく言葉で表現できないため、意地悪という形で不満や寂しさを表現することがあります。
我が家でも、下の子が生まれた直後、上の子がおむつに戻りたがったり、赤ちゃん言葉を使い始めたりしました。これも「私にも赤ちゃんと同じように関心を向けて!」というサインだったんですね。
特に3歳以下の幼い上の子の場合、自分の気持ちをうまく言葉で表現できないため、意地悪という形で不満や寂しさを表現することがあります。
我が家でも、下の子が生まれた直後、上の子がおむつに戻りたがったり、赤ちゃん言葉を使い始めたりしました。これも「私にも赤ちゃんと同じように関心を向けて!」というサインだったんですね。
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②親の注目を集めたい気持ち
①の延長線上の問題になりますが、子どもにとって、親の注目や関心を得ることはとても重要です。下の子が生まれると、どうしても手がかかる赤ちゃんに親の注意が向きがちになります。
そのため上の子は「親の注目を集めたい」という気持ちから、意図的に問題行動を起こすことがあります。
・下の子をつねる、押す
・下の子が遊んでいるところに割り込む
・下の子のおもちゃを取る
・下の子の世話をしているときに騒ぐ
保育園の先生曰く、「ママから怒られてしまったとしても、まったく注目されないよりはましだと〇〇君は無意識に判断しているのは?」とのことでした。
そのため上の子は「親の注目を集めたい」という気持ちから、意図的に問題行動を起こすことがあります。
・下の子をつねる、押す
・下の子が遊んでいるところに割り込む
・下の子のおもちゃを取る
・下の子の世話をしているときに騒ぐ
保育園の先生曰く、「ママから怒られてしまったとしても、まったく注目されないよりはましだと〇〇君は無意識に判断しているのは?」とのことでした。
③自分の居場所を確保したいという心理
家族の中での自分の立ち位置や役割が変わることへの不安も、意地悪行動の原因になります。特に「ママは自分より赤ちゃんの方が大切そう」「自分はもう必要とされていないのでは…?」という恐れは、子どもの心を強く揺さぶります。
上の子は、下の子の存在によって自分の家族内での地位が脅かされていると感じ、そのストレスから意地悪という形で自己主張することがあるのです。
上の子は、下の子の存在によって自分の家族内での地位が脅かされていると感じ、そのストレスから意地悪という形で自己主張することがあるのです。
子どもの気質による違い
もともとの性格や気質によっても、意地悪の表れ方は異なります。神経質なタイプの子どもは、環境の変化に敏感に反応し、より強い嫉妬心を示すことがあります。(参考)
同じ家族で、同じ性別の兄弟姉妹でも、それぞれに興味を持つものや気持ちの表し方、受け取りやすい愛情表現が違うことも喧嘩の原因になりますので、ママは子どもそれぞれの気質をよく観察し、個性に合った対応を考えることが大切です。
同じ家族で、同じ性別の兄弟姉妹でも、それぞれに興味を持つものや気持ちの表し方、受け取りやすい愛情表現が違うことも喧嘩の原因になりますので、ママは子どもそれぞれの気質をよく観察し、個性に合った対応を考えることが大切です。
上の子の意地悪行為をやめさせるための基本的な対応
上の子が下の子に意地悪をするとき、親としてどう対応すべきか悩みますよね。私も長男が次男に意地悪をし始めたとき、「どうして急にこんな態度になったの?」と戸惑いました。しかし、適切な対応で状況は改善できます。ここでは基本的な対応方法をご紹介します。
上の子と2人だけで遊ぶ時間を作る
妹が産まれ嬉しい反面、まだ3歳の息子は、自分が構ってもらえる時間が減り、ストレスや寂しさを感じ、その反動で下の子に意地悪をしてしまうのかな?と、筆者が感じることがよくありました。そこで、息子と2人だけで外へ遊びに行く時間を作るようにしました。
多くの時間ではなくても、息子と筆者の2人だけで外で遊ぶ時間を過ごすと、息子は自分の思い通りに遊べたことで心が満たされるようで、一時的ではありますが妹に意地悪をしてしまうことなく、ご機嫌に過ごせるようになります。
「下の子を預ける人がいない」「雨が降っている」といった理由で息子と2人で外に遊びに行けない時は、家の中で息子の為に本を1冊読んであげるだけでも心が満たされるようで、妹への意地悪が少なくなるように感じています。
お兄ちゃんと妹に対して同じように接する
生後7カ月の妹が3歳の息子の髪の毛を引っ張っていても、“赤ちゃんだから”という理由で注意をしていませんでした。妹が注意されない状況を息子は良く思っていなかったようで、息子が妹に髪の毛を引っ張られた際、思いっきり妹の手を振り払い、妹を転倒させてしまうことがありました。
この様子を見てから筆者は、妹に対しても「お兄ちゃんの髪の毛を引っ張ったら、お兄ちゃんが痛いよ。止めてね。」と注意するようにしました。悪いことをしたら妹も叱られるということが分かると、息子は妹に髪の毛を引っ張られても、思いっきり妹の手を振り払うことは無くなりました。
それどころか、言葉よりも手が先に出てしまうことが多い息子が、「痛いから、止めて!」と言葉で妹に自分を気持ちを言えるようになりました。
お兄ちゃんと一緒に妹を見守る
ある日、息子が妹の遊んでいるおもちゃを取り上げてしまったと思い、息子に対して「妹におもちゃで遊ばせてあげてね!」と言った所、息子から「妹がおもちゃで机を叩いているから、危ないから止めさせようとしたんだよ!」言われてしまいました。
息子は筆者の代わりに、妹が怪我をしないよう守ってくれたようです。息子の気持ちを考えずに、息子を𠮟ってしまったことを反省し、妹が怪我をしないように注意してくれた息子を沢山褒めました。それ以降、妹が怪我をしないように、息子も妹を見守ってくれることが増えました。
息子は筆者の代わりに、妹が怪我をしないよう守ってくれたようです。息子の気持ちを考えずに、息子を𠮟ってしまったことを反省し、妹が怪我をしないように注意してくれた息子を沢山褒めました。それ以降、妹が怪我をしないように、息子も妹を見守ってくれることが増えました。